2009年3月19日

さしがねを考える

Filed under: 未分類 — 土倉製材所 @ 4:34 AM

さしがねと言う大工道具があります。よく考えてある道具で表目で丸太の直径を測り裏返すとその丸太からとれる正角の寸法がでている。たとえば1寸の表目の裏側の裏目には7分(0.7寸)の目盛りがある。これは1寸の丸太から7分の正角がとれるということです。もう少し詳しく説明すると直角2等辺三角形の斜辺が表目で2等辺の寸法が裏目に刻んであるのです。このほか裏目側の短いさしがねには丸目があります。このものさしで丸太を測るとそのまま円周の長さになるのです。1寸の直径の丸太を丸目で測ると3.14寸の寸法になる、これは円周率3.14と同じであまり使いませんが塗装面積などを出すとき便利です。裏目に8つの漢字がふってありますがこれは吉凶を占いそれを寸法に反映させるためにあります。どなたがいつごろ発明したのか大変便利な道具で建築を扱っている人は誰もが持ち重宝させてもらっている道具です。

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