2013年9月5日

良薬口に苦し。

Filed under: 未分類 — 土倉製材所 @ 5:34 AM

昨日は物騒な記事を入れてしまい反省してます。そこで今日は長生きできる記事にします。

私たち、山仕事に出かけますと色々なものに出会います。 キツネやタヌキはもちろん、これからはキノコや山栗 自然薯など自然からの贈り物がいっぱいです。山に入って贈り物をいただき、食卓に載るようになると一年で一番おいしい季節が始まります。

さて、今日山に入って切った木の中に、食欲の秋の食べ過ぎた方におすすめの木がありました。 シロアリじゃないから木は喰わねーでしょうが この木の皮を煎じて飲めば胃に良く効く薬になるんです。

下の写真はキハダの若木の根の部分です。表皮の下にコルク質の黄色い皮があってここが薬になるんです。

とにかく苦い、このまま舐めてもしばらく苦みが残るほどで、これを乾燥させて煎じて飲めば苦さも効能もセンブリ以上。

きはだと名づけられただけあって、本当に黄色の木で染色にも使われるとか、以前 直径2尺ほどのキハダを製材したことがあります。 材色も同じ黄色でケヤキに似たきれいな木目をしていました。薬にもなり家具にもなり最後は燃料にもなる三徳の木です。

img_1550.JPG

HTML convert time: 0.137 sec. Powered by WordPress ME