2014年6月10日

毛虫も痒がっているはず。

Filed under: 未分類 — 土倉製材所 @ 3:25 PM

顔と体つきは熊の親戚のように見えますが以外とお肌は繊細なんです。  1週間ほど前に山仕事に入りました、その後足と腕が痒くなって、よくみると小さな赤い点ができています。 虫刺されかな!と思い放っておいたんです。 そしたらお腹に同じ赤い点ができて痒くなり次第に赤い点が増えるんですよ、悪い病気にかかっちゃったんかな?なんて心配しちゃいました。

今日ようやく分かりました。 ウルシなんです。 いままで何度も山仕事をしていてかぶれなかったのに、どうやら今回はウルシの樹液でも着いたのか かぶれてしまいました。

まず腕の内側がかぶれ、寝ていて腕を腹の上で組んだりするから腹へと伝ったんでしょう。

春、葉が出で水を吸い上げた時が一番ウルシの成分が強い時なんです。 木をつけましょう。

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マイマイガの毛虫に食べられたウルシの葉、きっと口の周りと腹の中がかぶれたはず 痒がっているでしょう。

2014年6月9日

カタツムリから貝をとったらナメクジだ。

Filed under: 未分類 — 土倉製材所 @ 4:07 AM

梅雨入りしたとかでムシムシした天気模様であります。 昼過ぎには大きな雷が鳴り響いて夕立のような雨も降ってきました。 梅雨時になると我が家の風呂場にナメクジが出没するようになります。 大きさは10mm~15mmほどの老眼のカスミ目では見逃してしまいそうな大きさなんですよ。 発見した場合は風呂場ですから熱湯シャワーをかけるとイチコロ、あるいは捕まえて良く泡立てた石鹸で洗ってやると安らかな眠りにつきますよ。

さて、ナメクジは貝の仲間ですからそんなに嫌われなくてもいいような気がしますがどこが嫌なんでしょうね。

背中に巻貝を付けてやれば童謡にある「でんでんむしむしカタツムリ」になるのにです。

あるいは貝の仲間ですから寿司ネタなんかにどうかしら。 9割が水と言われてますから満腹感はあって太らない食料になるかも。

雌雄同体ですからキャベツの芯でも食べさせておけばいくらでも増えます。 先々食料不足になる人類の救世主になるかもしれない得体のしれない生物であります。

写真は載せません。

2014年6月8日

皿屋敷とお菊さん

Filed under: 未分類 — 土倉製材所 @ 9:00 AM

一ま~い 二ま~い 三ま~いと数え、最後の九枚を数える声を聞いた人は死んでしまうという 怪談「番町皿屋敷」。 この類の噺はいっぱいあって、どれが本家なのかわからないんでありまして。

それでも粗筋は大方同じで、美人の女中 お菊が、殿様の大事にしていた十枚セットの皿を一枚割っちまった、 怒った殿様が、お菊を井戸に投げ込んで殺してしまう。 その夜から、皿を数える声が井戸の中から聞こえて来るようになったというお噺であります。

さて、女中のお菊 → 女中菊 → 除虫菊と 誤段活用で振ってみた今日の話題は、下の写真のお菊の花なのであります。 自然に増えてそこいらじゅうに生えていますがこの花って除虫菊なんでしょうか? それとも外来種の増えては困る花なのか良くわからないんであります。  農家のおじさんは「除虫菊さー」と断定しているのですが蚊取り線香になる菊がこんなに自然に増えるのか疑問なのであります。

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白い菊はきれいではあっても何か遺影を飾る祭壇を連想しちゃいます。

2014年6月7日

越後路を走る

Filed under: 未分類 — 土倉製材所 @ 10:48 AM

下の写真は広い越後平野を南北に走るR116線から見た、海に沈んでいく太陽です。

♪ 夕焼け 海の夕焼け 真っ赤な別れの色だよ~ 誰かに恋をして 烈しい恋をして 夕日が泣いている ♪   昭和40年代のグループ スパイダースの歌「夕陽が泣いている」 です。 もともとGSは好きではありませんが、こんな場面に遭遇すると自然に思い出してしまうから不思議です。

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信濃川が作った越後平野はとにかく広い、 この平野を作ったのが全部長野県の土砂なんですから腹が立つ。 山間部から流された栄養豊富な土が越後に堆積され、肥沃な農地となって越後原人は育ちました。

一方、信濃原人の耕地は肥沃土を流され貧弱な蕎麦しかできない土地になってしまいました。 それからです、信濃と言えば蕎麦と言われるようになったのは。

2014年6月6日

七つ八つから いろはを習い

Filed under: 未分類 — 土倉製材所 @ 8:06 PM

6月6日に6歳になった子供が習い事を始めると上達するんだそうですよ。 なーんでか? それはね、指を折って数を数える時、親指から5つまでは指を折るでしょ、それが6つになると折っていた小指を立てるでしょ、ここから6という数字には子が立つという意味が暗示されてるんだとか、それが6歳の6月6日になった訳。

さて、6歳を過ぎてしまった人々に救済策は無いのかといいますと、昔から60の手習いという言葉もあって、晩年から習い事を始める方も多かったという事でしょうか。

よくしたもので60を指折り数えると親指が60で立つのであります。 こうした現象からみて60から初めても大成するという事なんでしょう。

以上学術的な話になりましたが、小指が立つの親指が立つのと立つ噺ばかりが目に付き恐縮であります。

世間一般に、我が子が立つようになれば親は立たなくなるというのが通説であります。 諸兄のせがれ如何にあらんやです。

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たまには栄養のあるものを頂きませんか?

2014年6月5日

気象庁に物申す!

Filed under: 未分類 — 土倉製材所 @ 6:14 PM

お~い気象庁、何なんだこの天気は! きのうの夕方、何て言った「日付の変わる頃から雨が降り出し、明日は大降り大荒れになるでしょう」って言わなかった?

朝方 3粒の雨が降った、昨日の予報通り今日は荒れるぞ、現場仕事の皆さん、現場まで出かけて行っても雨で仕事にならないでしょう、お休みにしましょう と、現場を止めて、雨降り休みの特別休暇。

ところがどうです!朝方チョビっとお漏らししただけで、一日中いい天気! 風は強くも仕事に支障無し。 こんなに大外れに はずれたなんて、何か一言あってもいいんじゃね!

うっ憤が溜っては体に悪いと転がっていた丸太の切れ端を思い切り蹴飛ばしたら、靴が飛んでって沢下の川にポチャリ。 ドンブラコ ドンブラコと流れて行っちまいました。

短気は損気と昔からのことわざにあり、その通りでした。 金持ち喧嘩せずなんていうことわざもあるけど、金持ちじゃないから、靴の請求書を気象庁に送るなんてのはどうかしら。

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上の写真は宮城県塩竈市の塩竈神社に祭られた撫で牛。 ブログとは何の関係もありませんが 牛の涎のように気を長くもつことにしましょう。

2014年6月4日

6月3日は六三除け

Filed under: 未分類 — 土倉製材所 @ 6:11 AM

一日間違えてました、今日は6月4日なんですね。 今日のこの記事は昨日書くべきだったのです。 ということで6月3日に因んで六三除けのお話です。

六三除けって知ってますか? 高島易断にも載ってますから暇があったら読んで下さい。 ここではかいつまんでお話します。

たとえば肩が痛くなり病院で診てもらったが異常なし、だけど痛い!などという原因不明の病は六三に当たっていることがあると昔の人は言ってます。

やり方です、まず自分の年齢を数えに直す、(数えは満年齢に1を足す)。 数え年齢を9で割り余りの数字の処(9なら頭 8は急所 7左肩 6右わき腹 5右肩 4腹 3左足 2左わき腹 1右足というように決められている)に異常があれば63に当たっているといいます。 765321は女性の場合左右が反対。

私は満65ですから数え66になります。 66を9で割ると7×9=63で余り3になって左足に変調があれば63に当たったということになります。

私の知っている63の除け方は、豆腐1丁を数え年の数に切り、当たっている数字分を食べ、残りを川に流すという方法でした。 私の叔母さんが随分昔に祈祷師さんからこの方法を教わり試したら、たちどころに症状が消えたなんて言ってました。 きっと自己暗示にかかりやすい性格だったのかもしれません。 おまじないの チチンプイプイ いたいの いたいの飛んでけーと同じです。

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九輪草です。

2014年6月3日

ケムシでやんす!

Filed under: 未分類 — 土倉製材所 @ 6:19 PM

ケムンパスってご存知ですか? 赤塚不二夫さんの描くところの漫画「もーれつア太郎」に登場する毛虫なのであります。

今年はこのケムンパスが大発生しているようで、我が家の藤棚はすべて食べつくされて坊主状態、蔓だけが絡み付いております。 藤棚からはケムンパスが何匹もブランコして、風に吹かれてブーラブラです。

紅葉の木からも数知れないと言っていいくらいのケムンパスが糸を繰り出してぶる下がっていて、通りかかると糸が顔にかかって 「ン ぷ」。 あわてて払いのけると服にケムンパスがくっついているというおまけ付。

この毛虫、マイマイガの幼虫でブルーベリーやリンゴ園にも発生して果樹農家を慌てさせています。 数年周期で大量発生するようで今年は当たり年だと農家のおじさんは言ってました。

山のミズナラやコナラも若芽や若葉が食い荒らされて見るも無残な姿をさらしています。 と言うのは長野県北部の話、みなさんのところではどうですか?

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2014年6月2日

高原の名前が変わっても。

Filed under: 未分類 — 土倉製材所 @ 7:17 PM

今年初めて蝉の声を聞きました。 春ゼミです、鳴き方に特徴があってジ~ン ジ~ンと 抑揚をつけた鳴き声は「あ!蝉が鳴いてる」 と気付かせてくれます。

これが山の中で集団で鳴かれるとジーーーと抑揚がなくなって、耳鳴りと間違えるから不思議なもんです。

このところの馬鹿陽気で、春ゼミではなく本格のアブラゼミなんかが鳴きだしやしないかと耳をそばだてているんですが、流石に彼らは7年の土中生活を体内時計で計っているから、少しくらい暑くっても出て来やしません。

それより夏になるとカラマツ林に烏が集まるのをご存じですか? 7年を土中で過ごした蝉の幼虫が羽化するために土中から這い出してカラマツの木に登り始める時をカラスは知っているんです。

木の上でジッと待っていると餌が土の中から現れるという実に効率のいい仕事をしてるんです。 やっぱりカラスは頭がいい!

可哀そうなのはセミ、やっと日の目を見たかと思ったらカラスの胃袋に、これが本当の鳴くに鳴けないセミの一生。

弱肉強食の世であればこれも仕方ない、きっとそのうち 夜 羽化するセミが出てくるような気がします。 動物はそのように進化してきたのですから。

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夜7時過ぎの故郷の山々の夜景。 上の写真は飯縄山。

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同じく 黒姫山。

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同じく妙高山。  上の山々は全部国立公園指定を受けていますが今度この上信越高原国立公園が二つに分割されます。  もともと三国山脈や浅間山が国立公園指定され、その後妙高、野尻湖戸隠などを追加指定されたもので 2014年に再度分割するんだそうです。 日本で二番目の広さだった国立公園を分割してどんないいことがあるのか教えて欲しいもんです。

2014年6月1日

葉っぱで覚える樹木、その一

Filed under: 未分類 — 土倉製材所 @ 4:33 AM

青葉若葉の茂る頃となり山々は迷彩色に彩られております。 そんな時に山に入って木を探索するのも面白いもんです。

私たちが山仕事をしていてもこの木何の木?なんて首を傾げることは良くある事。 それでもある程度は知っていないと恥ずかしいんでありますよ!

さて、そこで広葉樹は生えているうちに見極めてしまおうと樹皮と葉っぱで覚えることにしていますよ。

下の写真は似た葉で間違えやすいんですが、特徴を掴めば大丈夫。

先ず下の葉、 これはミズナラです。 コナラに比べて葉が大きいのと葉の付け根が短い、枝にいきなり葉っぱが付いている感じと言えばいいんでしょうか。

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比べて下の葉はコナラ、 葉が小さいのと枝から葉の間が空いてるのがわかるでしょうか。 上のミズナラと比べるとよくわかります。

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楢の木は風が吹くと葉同士が擦れて鳴るからナラと呼ばれるようになったとか。 ただし楢の木は無いんでコナラかミズナラなんです。

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