2013年10月11日

監督逝く。

Filed under: 未分類 — 土倉製材所 @ 8:28 PM

今年の秋はいつまでも暑い日が続きますね。 きょうもお昼の気温が28度で夏と変わらないんです。

さて、人の寿命はわからないものです。昨日まで元気でいたからと言って明日も元気とは限らない諸行無常の世界であります。

私にしてもいつまでこの肉体を維持できるのか皆目見当もつかないのが本当のところ、現代の日本人は寿命が延びて男女とも80歳を越えました。今後どこまで延びるかわかりませんが自分がそこまで行ける保証はどこにもありません。  あくまでそれは平均であって自分のことでは無いにもかかわらず、平均まで生きている計画の自分がいて可笑しくなります。

そのような枕を振って本題に入らせていただきます。

昨日、敬愛する先輩がお亡くなりになりました。 畳の上の大往生よりワンランク上の布団の上の大往生だったそうです。

朝起きてこないので起こしに行ったらすでに亡くなっていたそうで、眠るように亡くなったのでなく 眠っていて亡くなったという何ともうらやましい話。 残された家族はせめてお別れを言いたかったとの想いが強かったでしょうが、逝ってしまった方は痛いも痒いもなく極楽往生できたのですからこんな有難い始末は無いと思うのであります。

あらためて先輩のご冥福をお祈り申し上げます。   合掌

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2013年10月10日

百名山

Filed under: 未分類 — 土倉製材所 @ 5:52 PM

日本百名山は加賀出身の深田久弥の記した随筆。 そのなかに入れてもらった山で、近所にあって簡単に行けるのは妙高山だけ。

その妙高の山名は何度か変わって今の呼び名になったそうです。

其の一、越後ではその土地の名山を中山と呼んだんだそうです。 其の二、なかやまが名香山にかわり(麓は今でも名香山風致地区となっている) 其の三、それを音読みしてみょうこうさんになったとか。いつの時代か妙光山と書いてある古書もあったようです。

深田久弥の百名山を選ぶにあたっての条件の第一が山の品格をあげていました。 妙高山は裾野の広い雄大な山で、品格品性ともに惚れ惚れしてしまう山なんです。 ところが、写真のように今では東山麓はスキー場がいっぱいつくられて、今の時代でも久弥が選んだかどうかは微妙なところ。

秋の一日、ちょっと足を延ばして写真を撮りにいってきました。 下の写真は信濃町から新潟県に渡る黎明橋の袂で写したもの、その下の写真は妙高山の中腹にある燕温泉(標高1150m)で撮ったものですが、未だ紅葉には早く上部はうっすらと紅くなり始めたところでした。

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2013年10月9日

石も飛ぶような大風

Filed under: 未分類 — 土倉製材所 @ 12:07 PM

台風24号が日本海を北上中です。 今島根県沖を時速40kmで進んでいるとラジオが知らせていました。 こちらに近づくのがお昼頃になるようですが、悪さをしないことを願っています。

軽井沢町にある追分宿は浅間山の麓にあって芭蕉の句碑が立っています。 句は「婦支飛寿石者浅間能野分可哉」(吹き飛ばす石は浅間の野分かな)。

丁度今頃の台風時を詠んだ句のようです。 この句をつくるにあたって吹き颪す(おろす)だったり吹き落すだったり推敲を重ね吹き飛ばすになったと書いてありました。

浅間山は活火山で噴火で吹き飛ばされた石がいっぱいゴロゴロしていますが皆軽石で水に浮くのもあるほどなんです。 大風が吹けば吹き飛ばされることもあったでしょう。

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2013年10月8日

木の日

Filed under: 未分類 — 土倉製材所 @ 7:46 PM

10月8日は木の日でーす。 6月9日はログの日と勝手に決めましたが、今日の木の日は公認であらせられます。私の生業に関係する大変大事な日であります。

そこで木の日に因んで質問です、「木材と材木の違いをお答えください」

答え。 木材は竹材とか石材とおなじ加工前の原材料のこと、材木は加工して製品になったものと覚えてください。

丸太の木材→製材→材木 と、このようになるわけです。

木は気に通じ、木の家は元気に通じます。 人生80年と言っても動き回って危険を回避できる人間のほうが短命で、一度根を下ろしたら動けない木が何百年も生き続けるなんてこの世は不思議なことだらけでございます。

さて皆様、木の家に住んで木と同じ齢までがんばりましょう。

ミズナラの老木

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2013年10月7日

木通

Filed under: 未分類 — 土倉製材所 @ 6:21 PM

♪ はあ~佐渡へ ハアリャサ  佐渡へと草木もなびくよ ハ アリャ アリャ アリャサ 佐渡は居良いか住みよいか ハ アリャサ サッサ ♪

♪ はあ~山の ハアリャサ  木通は何見て割れるよ ハ アリャ アリャ アリャサ  下の松茸見て割れる ハ アリャサ サッサ ♪

もっともっと、とんでもない歌詩がたくさん飛び出すのですが、ここでは憚られますのでここまでにしておきます。昔の歌はおおらかなもんです。

わたしの若いころ、年配の小父さんたちと一緒に仕事をしていました。 彼らは何かといっては一杯飲む算段ばかりで、飲みの計画は実に綿密にたてて実行に移したもんです。

そんな酒席で出る歌を木通を見て思い出しました。

木通ツルの下を探しても松茸は生えていません。

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2013年10月6日

朋あり遠憶よりきたり、又楽しからずや。

Filed under: 未分類 — 土倉製材所 @ 6:29 AM

何十年たっても面影は残るもんです。 というのは、昨日訪ねてきたおじさんをどっかで見たことがあるなーーなんて思ったんです!

ひとこと二言話をして思い出しました。 高校時代に同じ電車に乗り合わしたY君でした。あれから50年、すっかり貫録も付き、ふてぶしさも漂わせていましたが間違いなくYでした。

50年の間何の音沙汰もなく突然の訪社、Y君は私の名前を知っていて来るんですから確信を持っているんですが、こちらの反応を窺うような話しぶりで、俺がわかるかい?って感じ。

Yじゃないか!っていうと嬉しそうに、やっと気が付きやがったかと笑い顔。

彼は隣村で大きな農場を経営しているんだそうで、めずらしい果物をお土産に持ってきてくれました。

若手が後を継いで規模拡大をしていく順風満帆のY家であります。

あけびのようであけびで無い、食感はバナナのような 味は何ともいえない不思議な味、名前はポポだそうな。

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洋ナシでマルゲットマリーラだそうです。名前を覚えるだけでたいへんです。

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2013年10月5日

亀虫

Filed under: 未分類 — 土倉製材所 @ 5:10 PM

秋も次第に深まってまいりましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて、秋の深まりとともに昆虫たちも越冬の準備に余念のないところでございます。

そんな昆虫たちのなかで、我が家の周りはカメムシが大量発生。ちょっと前の空はトンボが隊を組んで飛行していたのに、今はカメムシが飛び回っております。

どうしたんでしょうか? きっと去年 冬中 薪ストーブをどんどん焚いて夏並みの気温をキープしたのが気に入ったのでしょう、我が家を越冬場所にしようと押し寄せてきております。

イナゴ、蜂の子、ザザムシが信州の三大珍味といわれておりますが、ここにカメムシを加えたらどうですか。

カメムシもなかなかどうして、美味いらしいですよ!いや、ほんとうに。カメムシの甘露煮で一杯なんてどう、 ぜひお出で下さい、試食しましょうよ!

うまそうなカメムシがいっぱい

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2013年10月4日

不漢症の木

Filed under: 未分類 — 土倉製材所 @ 8:07 PM

関ヶ原の戦いが済み江戸の時代になると新しい街をつくるため山の木が乱伐されました。

尾張の殿様が伐りすぎた山を守ろうと木曽の山を留め山にしました。 そのときの伐採禁止の木が木曽五木であります。

檜(ひのき)、槇(まき)、椹(さわら)、(ねずこ)、(ひば)がその五木。

今日はヒバのお話であります。 ヒバはいろいろな呼び名があって一番わかりやすいのがアスナロでしょうか、そのほかアテ、アテヒ、等々45種類もの呼び名があって地方々々でそれぞれです。

そして五木のうち三木は漢字表記できるのに ねずこ、ひばは漢字変換できないんです。私めのパソコンの能力が無いので出てこないのでしょうか?

翌檜、あるいは檜葉なんて字をあてていますが本来の字では無いようです。

ここで漢字無い木ということで、不感症の木と名づけようとおもいます。

2013年10月3日

「ほら」を夢に置き換えてください

Filed under: 未分類 — 土倉製材所 @ 6:04 AM

飯綱町は10月に町長と議員さんの選挙があります。 行政のトップとそれをチェックする方が一遍に入れ替わるという今までに無かったことが合併した市町村では起きています。町長も議員も全員新人になることも予想され行政の停滞が心配です。任期は4年ですからできれば2年ごとの選挙が望ましいのであります。

さて、稀有壮大な大ぼらを吹いてくれる町長さんの出現をわたしは待ち望んでおります。ちまちまとした右の棚にあったものを左に移すような実務的な事でなく、難題が山積しても大ぼらで煙に巻いてしまうような人。

立候補する方には風速100mくらいの大ぼらを待ち望んでおります。

ストーブの中は大火事、燃え盛っております。

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2013年10月2日

漢字くずし

Filed under: 未分類 — 土倉製材所 @ 7:48 PM

戀という字をくずしてみれば糸し糸しと言う心、なんてね! むかしの人はうまいことを言ったもんですね。

では、糸し糸しと言う木はなーーーんだ?

そうです、団欒の欒という字になります。 なぜこの字が団欒に使われたかというと、欒はムクロジと呼ばれる木なんです。で、この木は秋に小さな実がいっぱい枝の先に仲良く付けるので集団が仲良くする様をあらわして使われるようになったとか。 この木の実は数珠になったり羽根つきの球になったり色々使われているようです。

さて、糸が二本あるともつれちゃいますね、真ん中の言うはもつれた糸を言葉で整理するためにあるんだそうな。木を囲んでもつれた糸をほぐすのが団欒、何となくわかりますね。

ところがもつれていつまでも関係が続くのが下に心の付いた戀の字なんだそうです。

わたしにはわかりませんでございます。

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