2013年11月20日

落葉松

Filed under: 未分類 — 土倉製材所 @ 7:22 PM

カラマツの林をすぎて カラマツをしみじみと見き。

カラマツはさびしかりけり 旅ゆくはさびしかりけり。

白秋の落葉松であります。 今日は白秋の話でなくカラマツのお話でお時間まで一席ごきげんうかがいましょう。

戦中、戦後の乱伐で 丸坊主にされた山々に成長が早いといわれたカラマツを植えたのが今から5~60年前。 その間、外材の輸入解禁で内地材の需要が無くなり手入れもされず荒れたまま放置されていましたが、ここにきて急に脚光をあびています。

それというのも地場産の木材を使って公共工事を、あるいは補助金をつけてあげますから住宅を作りましょう、という行政の掛け声で一気に 里山の木が高値で取引されるようになりました。

今から50年前の外材解禁と丁度反対の現象が今起きているんです。 この制度を30年続けたら里山は再び丸坊主になるはず、行政はやることが極端なんです。 お蔭で落葉松ファンの方の家も高値になりつつあります。

大正10年、白秋が軽井沢滞在中に落葉松を作詞、このころの落葉松は植林木でなく天落葉と呼ばれた樹齢200年以上のものだったのではないかと思われます。

世の中よ あわれなりけり 山川にやまかわの音 落葉松に落葉松の風。

一番自然な生活スタイルの総落葉松作りの山荘

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